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ウールのぬくもりを、ずっと心地よく。KLIPPANのウールブランケットお手入れガイド
朝晩、すっかり肌寒くなってきました。季節がゆっくりと冬へ向かうこの時期、ふと手に取りたくなるウールのアイテム。
ブランケットやスローをソファの端に掛けておくだけで、部屋の空気まであたたかく感じられます。そんな“ウールの出番”がやってきた今だからこそ、お気に入りの一枚を長く心地よく使うためのお手入れを見直してみませんか?KLIPPAN(クリッパン)で使用されているウールは、スウェーデンやニュージランドなどの豊かな自然で育った羊たちの毛を厳選したもの。ウールは本来「汚れにくく、息をしている素材」です。正しいケアを知っておくと、そのやわらかさも風合いも、ずっと美しく保てます。
1. 日々のお手入れは“空気に触れさせる”だけ
ウールは天然の油分(ラノリン)を含んでおり、実はホコリや汚れを弾く力があります。そのため、頻繁に洗う必要はありません。
日常ケアのポイント
- 使用後は軽くブラッシング
- 風通しの良い場所で陰干し(ベランダや軒下がおすすめ)
- 湿気を感じたら、外気に一晩あててリフレッシュ
おすすめアイテム
- 洋服ブラシ(ウール用):表面の毛並みを整え、ほこりを除去します。
- MQニットクロス:仕上げにサッと撫でるだけで静電気を防止。
2. 自宅で落ちない頑固な汚れは、ドライクリーニングを
ただし、ドライクリーニングでは強い溶剤を使用している場合、ウールに含まれる天然の油分「ラノリン」が落ちてしまい、風合いや肌触りが変わる可能性があります。普段からこまめなケアで清潔を保ち、長く愛用していくのがいちばんおすすめです。
3. オフシーズンの保管は「空気+木の香り」で
しまうときは、防虫ブロックを添えて、通気性のある不織布タイプの収納袋がおすすめです。(サイズがあれば、コットンなどの自然素材が理想的)
4. “お手入れする時間”も、暮らしの楽しみのひとつ
ウールブランケットをブラッシングしたり、風に当てたりするそのひととき。それは、モノと自分の暮らしを丁寧に結び直す時間でもあります。使う人の手のぬくもりや時間を受け取って、さらにやわらかく育っていきます。
🧺 お手入れ用品もご一緒に
ウール用ブラシ、MQニットクロス、くすのき防虫ブロックなどはトラスファクトリー でも購入可能です。
ウールは秋冬だけじゃない。一年中、心地よい素材
ウールというと、どうしても秋冬のあたたかい素材というイメージがありますよね。けれど実は、ウールは一年を通して快適に使える天然素材です。その秘密は、ウールが持つ優れた調湿効果。湿度が高いときには空気中の水分を吸い、乾燥しているときには放出することで、まるで“呼吸する”ように環境を整えてくれます。湿気の多い梅雨どきにはムレを防ぎ、さらりとした肌ざわりに。冬の乾いた空気の中では、適度に湿度を保って静電気を防ぎます。だからこそ、季節を問わず、心地よく寄り添ってくれる素材なのです。
エアコンの風が気になる夏の夜、肌寒い春先の朝、そんなときに一枚のウールブランケットがあるだけで、暮らしの快適さが少し変わって感じられます。
一年中寄り添ってくれるウール。
そんなウールのある暮らしが、やっぱり好きです。

