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焚き火の傍らで生まれた「本気」の形。Hinote™(ヒノテ)のご紹介

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トラスファクトリーに、新しく「Hinote™(ヒノテ)」のクッションが加わりました。 デザイナーの山副佳祐さんと、その父、兄という「刺繍エンジニア」の家族によって2024年に立ち上げられたブランドです。

 

始まりは、お正月の何気ない雑談から

 

Hinote™ の物語は、あるお正月のささやかな団らんから始まりました。

家族で火を囲み、お酒を飲みながら交わされる他愛もない会話。 そんな中で山副さんがふと口にした「自分がデザインして、山副刺繍で作ったらおもしろいんじゃないか?」という、ほんの雑談のような一言。 いつもなら翌日には忘れてしまうような話でしたが、今回は違いました。後日、お父様から届いた「これはどうや?」という具体的な“次の手”。 それはとても珍しいことであり、同時に、この話を家族が「本気」で動かそうとする静かな熱量が伝わってきた瞬間でした。

 

グラフィックの視点から、日常を彩るプロダクトへ

 

山副さんは、京都芸術大学で空間演出デザインを学んだ後、デザインユニット「UMA/design farm」の最初のスタッフとして、15年以上にわたりグラフィックデザインの最前線でキャリアを積み重ねておられます。

企業のロゴやサイン計画、パッケージなど、現在も多岐にわたるプロジェクトに向き合い続けている山副さん。 そんな彼が、変化するライフステージの中で「自分のデザインで、もっと暮らしに身近なものをつくってみたい」と抱いた実感が、Hinote™ の原動力となっています。

 

時代を繋ぐ、一期一会のクッション

 

Hinote™ のクッションが持つ、どこか懐かしくも新しい独特の「重み」は、山副さんが自ら厳選した素材の質感からも伝わってきます。

カバー生地に使用されているのは、今では手に入りにくい希少なデッドストックの数々。現行の生地にはない、時を重ねたからこそ生まれる一期一会の風合いが、緻密な刺繍と溶け合って唯一無二の表情を描き出しています。

さらに、中材には山副さんが選び抜いた高品質なフェザーを贅沢に詰め込みました。触れた瞬間に吸い付くような柔らかさと、身体を優しく受け止める確かな復元力。それは、インテリアを知り尽くしたデザイナーならではの、心地よさへの解答のようにも感じられます。

Hinote™ のクッションを見ていると、私たちの店に並ぶ家具たちと合わせたときに、ふっと肩の力が抜けるような、心地よい「調和」を感じます。

時代を超えて愛されてきた名作椅子はもちろん、これからご紹介していく今の感性が宿る新作の家具たち。そのどれに添えてみても、不思議と昔からそこにあったかのように静かに馴染んでくれるのです。

それは、プロダクトの根底に、空間全体を捉える山副さんの視点と、エンジニアのご家族による揺るぎない技術が流れているから。

お店で名作椅子に腰掛け、このクッションを膝に置いてみてください。その柔らかな感触に触れていると、いつの間にか「自分の家のあの椅子に合わせたら、どんなに心地いいだろう」と、一緒に帰る日を想像している自分に気づくかもしれません。

 

 

これから生み出される物語を、ともに

 

今回はクッションの紹介ですが、これから次々と生み出されてくるであろう新しい作品たちが、今から楽しみで仕方がありません。

一ファンとして、そして良き日用品を皆様へ繋ぐ立場として、この家族の本気が詰まった物語を、ぜひ店頭でご体感いただきたいと思っています。

キャンプの夜に生まれた小さな火種が、これからどのような形となって現れるのか。

一期一会の出会いのような質感を、ぜひお確かめください。