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空間の余韻をたどって Vol.7|光のグラデーションが重なる場所。進化を続ける名作「PH 5」

連載の第7弾となる今回は、北欧照明の代名詞として世界中で愛され続けている、Louis Poulsen(ルイスポールセン)の傑作ペンダントライト「PH 5」をご紹介します。
展示したのは、1F「ライフスタイルサウンドゾーン」。 見上げる位置に、ふわりと軽やかに浮かぶ美しいシェードたち。 心地よい音が流れる空間に合わせて高低差をつけて吊るしたのですが、「音階に合わせて『かえるの歌』のメロディにすればよかったかな」なんて後からふと思うほど、リズミカルに重なり合う灯りが静かな音楽を奏でているようです。
雑誌やテレビ、CMなど、どこでも目にするあまりに有名なフォルム。 実は私自身、最初は「定番中の定番だな」と少し天邪鬼に構えていたところがありました。 けれど、実際に灯された空間で過ごし、その光と向き合ったとき、思わずハッとさせられたのです。 「こんなにも考え抜かれた光が、これほどまでにきれいだったなんて」。
定番を避けたい気持ちさえもあっさりと解きほぐしてしまうほどの説得力が、この照明には確かにありました。
1958年、ポール・ヘニングセンによって生み出されたPH 5。 彼が追求したのは、単に部屋を照らすことではなく、人の目に直接電球の光を当てない「グレアフリー」の思想でした。 重なり合うシェードの絶妙な角度とカーブによって、光は器具の内部で何度も柔らかくバウンドし、下方向へはしっかりと必要な明るさを届けながら、見上げたときはどこからも眩しさを感じさせません。 ただのアイコンとしての知名度ではなく、暮らしの中で人が心地よいと感じる本質を突き詰めているからこそ、時代を超えて選ばれ続けているのだと実感します。

暮らしに合わせて選べる3つのサイズ
長年、PH 5といえば直径500mmのオリジナルサイズが不動の定番でしたが、現在は暮らしのスケールやシーンに合わせてサイズ展開も進化しています。
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PH 5(Φ500mm):食卓の主役として堂々たる存在感を放つ、王道のオリジナルサイズ。
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PH 5 300(Φ300mm):かつて「PH 5 ミニ」と呼ばれていた小ぶりなサイズ。多灯吊りにも心地よいスケール感です。
PH 5 320(Φ320mm):新たに登場したサイズ。光をやさしく通すアクリルのオパールシェードを採用しており、シェード全体がふわりと発光します。

空間の個性に寄り添う、豊かなカラー展開
形としての完成度が高いうえに、カラーバリエーションが実に多彩であることもPH 5の大きな魅力です。 空間に静かに溶け込むマットなホワイト系から、インテリアの心地よい差し色になるニュアンスカラー、グラデーションカラー、そして時を重ねるごとに風合いを増す真鍮や銅などのメタル仕様まで。 暮らしのトーンや部屋の雰囲気に合わせて自由に選べるからこそ、同じ形であってもそれぞれの住まいに唯一無二の表情をもたらしてくれます。

1灯で凛とした佇まいを楽しむのも、今回の展示のようにサイズや高さを変えてリズミカルに重ねるのも、PH 5ならではの贅沢な楽しみ方。 心地よい音とともにテーブルを囲む人の顔をあたたかく照らし、日々の時間に豊かな余韻で満たしてくれる、まさに一生モノのあかりです。
PH 5 Series | Louis Poulsen
- Design : Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン / 1958年)
- Brand : Louis Poulsen(ルイスポールセン / Denmark)
- Size Lineup :
・PH 5 : Ø500 × H267 mm
・PH 5 320 : Ø320 × H175 mm
・PH 5 300 : Ø300 × H163 mm
ショップではPH 5全シリーズを展示しております。サイズ感や光の違いをぜひ店頭で見比べてみてください。

