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空間の余韻をたどって Vol.3|建築の軒のように佇む、Eave Modular Sofa

連載の第3弾となる今回は、1F「シアタールーム」に展示した、Audo Copenhagen(オドー・コペンハーゲン)のモジュラーソファ「Eave(イーブ)」をご紹介します。
深みのあるフローリングと、映像に没入するために落ち着いたトーンで統一された壁面。 音と映像の世界に身を委ね、心から寛ぐためのこの1Fシアタールームに、Eave Sofaはどっしりとした安心感とともに佇んでいました。
デンマークのデザインブランド「MENU」と、名建築家ラッセン兄弟の遺産を受け継ぐ「by Lassen」が統合し、2023年6月「Audo Copenhagen」としてグローバルに新たなスタートを切りました。 日本では、以前から親しまれてきたMENUの土台を受け継ぎながら、2024年2月に六本木AXISへ公式ショールームを開設し、本格的な活動をスタート。独自の美意識と世界観をより鮮明に発信し始めている、今まさに目が離せない存在です。
今回展示した「Eave」は、前身であるMENUの時代に生まれ、Audo Copenhagenとなった現在もブランドの哲学を象徴し続けるソファです。
名前の由来は、建築用語の「軒(のき/Eaves)」。 日本の家でも、深い軒の下にはどこか守られているような安心感がありますが、このソファにも、それと通じるものがあります。 屋根の端が外壁からせり出し、雨や強い日差しを遮りながら人を守る「軒」。その安心感を家具のスケールへと落とし込むように、コペンハーゲンを拠点とするNorm Architects(ノーム・アーキテクツ)がデザインを手掛けました。
最大の特徴は、座面から背もたれ、そしてアームへと滑らかにつながる、内側へカーブを描いた立体的なディテール。 背とアームが身体を心地よく包み込み、広い室内の中に、自分だけの小さな居場所をつくり出してくれるようなデザインです。
モジュラーソファならではの低く広やかなプロポーションは、しっかりとしたボリュームがありながらも視界を遮らず、シアタールームの伸びやかな広がりを損ないません。 軒先を思わせるように内側へ巻き込む独特のアームライン。シアタールームの落ち着いた光の中で、その立体的な表情が彫刻のように静かに浮かび上がります。
傍らに置いたPH 80 フロアランプの柔らかなあかりとも相性がよく、空間全体を心地よいバランスでまとめてくれていました。 スクリーンへの視線の抜けや音の広がりを計算し、シアタールームならではの配置にこだわったことで、より深く映像の世界へ没入できる空間をつくることができたと感じています。
音や映像を楽しむ空間において、ソファは単に「座る場所」ではありません。 流れる音楽に耳を澄ませ、映像の世界に没入し、時間そのものを贅沢に味わうための、大切なベースキャンプのような存在です。
広々とした奥行きと、身体をしっかり受け止めてくれる適度な硬さ。 足を伸ばしてゆったり座るのもいいけれど、このソファを前にすると、吸い寄せられるように全身を預けて「ゴロン」と横になりたくなります。 頭から足先まで委ねて寝転がっても、空間の気品を少しも損なうことなく、すべてを包み込むように受け止めてくれる懐の深さ。
建築的な思考から生まれた研ぎ澄まされたフォルムと、空間との関係を考え抜いた配置。 音と映像、光、そして家具がひとつに溶け合い、心から安らげる豊かな時間がそこに流れていました。
【展示に関する大切なお知らせ】 今回ご紹介した「Eave Modular Sofa」ですが、TRUSS FACTORYの店舗にはまだ展示がございません。
現在、来年初めの完成を目途に改修を進めている特別な空間にて、皆様に実際にご体感いただけるよう準備を進めております。 空間の完成とお披露目の時期が近づきましたら、改めてInstagramやホームページ等でお知らせいたします。どうぞ楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。
Eave Modular Sofa|Audo Copenhagen
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Design:Norm Architects(ノーム・アーキテクツ)
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Brand:Audo Copenhagen(オドー・コペンハーゲン / Denmark)
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Model:Eave Modular Sofa 86(CONFIGURATION 7)
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Chaise Longue 129, Left × 1
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Open End 129, Right × 1
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Upholstery:Audo Bouclé 16(Dark Grey)


